日本では高齢化が加速し、平均寿命も延伸しています。「人生100年時代」と言われる現在、心身共にいつまでも健康で、自立した生活を送ることがより一層重要な課題となっています。これまでの日本社会をつくり、支え、多大な貢献をしてきた高齢者の方々にとって、いつまでも夢を持ち続け、最期まで人生を楽しむことができる社会でなければ、これからの日本を支える若者たちにとっても夢や希望を持てない社会となってしまうでしょう。医療を通して、人生の最期まで夢を持ち続け、生きることを楽しむことができる地域社会を実現すること。これが、わたしたちの取り組んでいる医療活動の大きなテーマです。
何らかの病気を抱えていても病院が生活の中心になってしまっては夢を持つことも、人生を楽しむこともできません。医療や介護を必要としていても、生活をする場として病院や施設は相応しくなく、日々の生活の中心は住み慣れたご自宅であるべきです。それを実現するためには、住み慣れたご自宅での生活のなかに、いかにして医療・介護を組み込んでいくかが重要です。みずほ病院では在宅中心の生活をめざした、「ときどき入院・入所、ほぼ在宅」を実現するため、3つの病棟と在宅部門によって、患者さんとご家族の生活を支えています。
みずほ病院では質の高いサービスを追求するため、継続的にさまざまな医療活動の点検、評価を行う「質保証室」を設置し、サービス向上のための改善活動に力を入れています。また、訪問看護などは外部に委託せず、法人内に24時間対応の訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所を有しています。細かな情報共有で迅速かつ柔軟な対応を可能とするなど、安全で安心な質の高いサービスの提供を実現しています。そして何よりも、サービスの質を高めるのはスタッフの力に他なりません。同じような規模や医療設備であっても、病院ごとにサービスの質に差が出るのは、そこで働くスタッフのスキルと人間力の差です。また、予測が難しく変化の著しい時代には、迅速な判断と柔軟に対応できる組織力も重要です。スタッフたちは常に謙虚さと向上心を持ち、昨日よりも今日、今日よりも明日と、より質の高い医療・看護サービスを提供するため日々研鑽を積み重ねています。また、質向上のための良いアイデアがあればどんどん採用し、具体化に向けて組織が一丸となって取り組むなど、新たな価値の創造にも積極的に挑んでいます。
みずほ病院では、関わる全ての人たちがハッピーとなる病院をめざしています。
人をみる(診る・看る)のは人です。スタッフが幸せでなければ、患者さんやご家族の幸せを実現することはできません。患者さんやご家族はもちろん、当院で働くスタッフとそのご家族や関わる全ての人々がハッピーになることで、地域のみなさまからの評価も高くなり、それがスタッフの大きなモチベーションとなって、さらなる質の高い医療サービスが生まれます。こうしたハッピーの好循環によって、「一人ひとりの生きる」に幸せがみたされる素晴らしい地域社会を実現する―。
わたしたちは、地域のみなさまと共に、生きることの楽しさや喜び、そして幸せを感じることができる病院でありたいと思っています。
私どもの使命は医療、福祉を通じ、地域の方々が安心して暮らせるように力を尽くし
地域社会のささえになることだと考えています。
そのために医療を根幹とした看護・介護を主体の長期入院可能な療養病棟、
住み慣れた家庭で療養生活が過ごせるよう在宅医療の強化に努めるとともに他機関とのネットワークをつくり、
皆さまと共に地域に根ざした病院つくりに日々努力してまいります。
患者さんに安全・安心な医療サービスを提供することは、医療機関において最も優先すべき責務です。
スタッフが健康で安全に働くことができなければ、患者さんの健康と安全を守ることはできません。
わたしたちはスタッフの健康と安全を守るため、そして患者さん、ご家族に安全・安心で質の高いサービスを届けるために、実効性のある医療安全対策に取り組んでいます。
アクシデントやインシデント(医療事故には至らなかったエラー)があった際、通常、事例に遭遇したスタッフや所属部署によって原因分析、報告書の作成提出を行いますが、当院では専従の「医療安全管理者」が速やかに現場検証を実施し、原因究明と発生につながる要因の除去など、有効な再発予防策を立案します。その後、検討会を重ね、修正を繰り返しながら、適切な再発予防対応の実施へと確実につなげています。
専従の「医療安全管理者」がいることで、スタッフの心理的な不安や対応にかかる業務負担を大きく軽減し、かつ、より高度な医療安全体制の構築を実現しています。
感染症対策として、院内感染対策マニュアルによる対策はもちろん、他の医療機関と共に感染症防止対策の合同カンファレンスを行うなど、独自の厳しい感染症対策を実施しています。日々の徹底した感染症対策によって、患者さんやそのご家族、訪問者の方々はもちろん、スタッフとそのご家族や関係者など当院に関わる全ての人々を守り、安全な医療環境を提供しています。
患者さんの容態が急変したときや、病室内での転倒などへの迅速な対応、さらに不審者の侵入を防ぐことや、密室内で起きる虐待などのトラブル防止のため、当院では各病室にてモニタリングを行っております。万が一疑念が生じる自体が発生したとしても、モニタリング映像が物的証拠となるため、安心してご利用いただけます。患者さんを守り、スタッフも守ることで、病院全体の安全確保を実現いたします。
※患者さん、ご家族への同意を得た上で入院していただいております。
情報を一元管理できる電子カルテシステムを導入したことで、横断的な情報共有が可能になり、スタッフの安全・安心を確保しています。たとえば看護師一人で対応する場面であっても、電子カルテシステムによって医療過誤防止に重要な三点認証(患者確認・実施者確認・薬剤や輸液などの確認)を正確、かつ容易に確認できるなど、医療安全の確保による安心と業務効率化を実現しています。
名称 | 医療法人社団久遠会 みずほ病院 |
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住所 | 〒190-1221 東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎535番5 |
連絡先 | TEL 042-556-2311 FAX 042-556-2034 |
診療科目 | 内科・消化器内科・リハビリテーション科 |
病床数 | 113床 回復期リハビリテーション病棟 28床 地域包括ケア病棟 25床 医療療養病棟 60床 |
建物概要 | 鉄筋コンクリート造4階建 |
建築延べ面積 | 5059.46㎡ |
敷地面積 | 4617.11㎡ |
駐車場 | 20台(無料) |
指定医療機関 | 労災・自賠責・生活保護・各種健康保険 |